今回記事にさせていただくのは、「ビスポーク」という形態で、革小物を創っているクリエイターさんのお話です。
私は、そのクリエイター「SHIKI-SAI TAKARAZUKA」さんとの出会いで、ビスポークという言葉と出会いました。
全く未知の領域というか、世界でした。
そもそもの意味を、情報メディア「FASHION PRESS」さんより引用しますと、
ビスポークについて
ビスポークとは「注文の~」という意味。 ”bespeake”あるいは”been spoken for”から派生したと言われており、顧客がテーラーと「話をしながら」注文を受けていくことからそう呼ばれるようになったと言われている。話をしつつ服を仕立てていくことに由来していると言われる。
そもそも、じっくりじっくりと話しをしながら、トークも楽しみながら、モノを創っていく方法のようですね。
その、じっくりじっくり話をしながら、私のビスポークアイテムができあがっていく過程を追っていきましょう。
出会いはInstagramから。
とある日、「SHIKI-SAI TAKARAZUKA」さんからInstagramでフォローされた私。
同じ宝塚市在住つながりでフォローしてくださったのかな。と、そのプロフィールページを拝見してみて、
ペリカンの万年筆が1本だけはいるケースを観て、「なんて素敵なの!」と興奮。
私も、愛用している、ジェットストリーム(ちょっといいヤツ)とマルマンの30年愛用のメモを
持ち歩けるケースを創ってもらいたいと思いました。
すぐにフォローバックして、DMで連絡を取りました。SHKI-SAI TAKARAZUKAさんは店舗を持たずに
Instagramだけで展開しているショップになります。
トークをしながらのやり取りも楽しみながら。
※この章から「SHIKI-SAI TAKARAZUKA」さん=略称「SHIKI-SAI」さんとさせていただきます。
SHIKI-SAIさんは、
「ペリカンの万年筆のケースを御所望ということでよろしかったでしょうか」と返事をくださいました。
私は、愛用してるペンとメモの話をすると、画像を送っていただけないかというお答えだったので、
画像を送りました。
この写真や、サイズから、SHIKI-SAIさんは商品名を把握されたようで、第一案の図面を送っていただきました。
その図面がこちら。
オーダーというか、何かと名入れとかするのが、ただでさえ好きな私は感動しました!
こんなところから、私だけの為にしてくださるの?!すごい!素敵素敵素敵!
もうこれで決まりです!って感じだったのですが、もう一案起こしますということだったので、もう一案も待ちました。
そしてできたのがこちら。
素敵なのですけど、少し横広のイメージかな。と思いました。
なるべくシンプルでかさ張らないアイテムにしたかったので、最初の提案の方で進めていただくことになりました。
また図面と一緒に革のイメージ画像も送ってくださいました。
美しいですー!!
経年劣化を楽しめるタイプの革とお手入れが簡単な痛みにくい革と。大きくわけて二種類。
私は色も素材も合わせ技でお願いすることにしました。
へへへ。一粒で二度おいしいヤツです。
ロゴに「TAKARAZUKA」が入ることを加味したうえで、宝塚市にゆかりのある色にしたいと思いました。
「やっぱり歌劇の街宝塚を思い起こさせるスミレ色かなー」って最初思ったんです。
だけど、結局作ってもらおうと決めたのは、宝塚市にとって、とてもゆかりのあるあの電鉄のカラーでした。
さてさてさて。何色でしょうね?ふふふ。
出来上がった!私だけの私の為のペン&メモケース。
私だけの私の為のペン&メモケースを創ってもらうのに、私の選んだ色は
阪急電車のカラーです。マルーン&アイボリー。
それを素材違い色違いで創っていただくことになりました。
そこに至るまで、InstagramのDMでのやり取りは本当にたのしくて、
一緒に私もクリエイターになったような気分になりました。
いうなれば、ディレクターといった感じでしょうか?職人さんに色や素材を指示してものを創っていく感じ。
さて、出来上がったビスポークアイテムが、私の元に郵送されてきました。
感動で泣けるぐらいの素敵なパッケージでした。
肝心の中身はこちら!!!
もう大満足の仕上がりです。お値段も、納得どころか、そんなんでいいんですか?
ってぐらいのお値段でした。
だって、量産する訳じゃないんですよ。もう費用対効果度外視ですよね?
素敵なお品と素敵な時間をありがとうございます。とSHIKI-SAIさんにはお伝えしたい。
再度、この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。
まとめ
いかがだったでしょうか。ビスポークの世界。なるべく画像をたくさんみていただいて、
一緒に感動体験をしていただきたいなと思いつつ記事を書かせていただきました。
最初に、挨拶を交わしてから、3週間ぐらいの日程がいるので、
急いでモノが必要な方には向いていないかもしれないですね。
だけれど、会話を通じて、SHIKI-SAIさんの人柄の良さや、職人としての自信を伺いつつ
会話を進め、ビスポークアイテムが仕上がるのを待つ時間は格別なものがあります。
ビスポークというと、やはり会話を楽しみながら創っていく背広のテーラーさんを思い浮かべますが、
こういった革小物を自分の愛用のモノを守るという観点で創るのも楽しいですよ。
ご興味がありましたら、SHIKI-SAIさんのInstagramを覗いてみてくださいね。
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