私は初秋と呼ばれるような時期から、
不要なものを手放し、今の私が欲してるものを取り入れてきました。
それは、モノでもあり、習慣でもあり、人もそうかもしれません。
その結果、生活の充実度が高まってきた実感をすごく感じます。
まず、目に見えて不要だと思うものは、真っ先に手放しました。
部屋には、不要というより、わかりやすく言うと「ゴミ」が溢れてました。
こんな話を聞いたことはありませんか?
街の壁の落書きがひどくなってきたが、どうしようもないので放置していました。そしたら、ますますひどくなっていく一方でした。思い切って皆で力を合わせて、落書きを落としてピカピカにしてみると、落書きする者はすっかりいなくなり、街は綺麗な状態を保てるようになりました。とさ。
まっさらな状態のところには、さすがに誰も落書きしにくい訳です。
ごくごく自然な心理ですね。
私は、ゴミが溢れる部屋を決して良い状態だとは思ってませんでした。
でも、段々とそれに慣れてくると、片付けることを先延ばしにするようになり、
もう人には、とても見せられない状態にまでなっていったのです。
あるべきものが、あるべきところにあるように。
部屋を片付けようと決心したのは、何が理由という訳でもなく、ある日、テキパキと動き、モノを捨て始めたのです。
効率良くゴミを捨てれるように、90リットル入るゴミ袋をたくさん買い込みました。
捨てる。空間ができる。そこ合うものを持ってくる。
あるべきものが、あるべきところにあるように。
それを頭に置いて動いていると、いつの間にか夏の暑さも終わり、
涼しい秋の風が吹くころには、綺麗にモノがなくなり、
やっと自分が取り入れていきたい「ときめきを感じるモノ」を部屋に取り入れることができる状態にまでなりました。
「人生がときめく片付けの魔法」
私の一連の行動の根底にあったのは、ある一冊の本の概念でした。
「断捨離」という言葉がメディアで見ることも多かった頃、
私は、また違ったアプローチで「手放して充実する」という概念を
10年ほど前に知り合いの先生に紹介された一冊の本から知りました。
「人生がときめく片付けの魔法」近藤麻理恵著(株式会社サンマーク出版)
近藤麻理恵(こんまり)
片づけコンサルタント。
5歳から『ESSE』などの主婦雑誌を愛読。中学生のときに本格的に片づけの研究を始め、大学在学中の19歳のときにコンサルティング業務を開始し、独自の片づけ法「こんまりメソッド」を編み出す。2010年に出版した初めての著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40カ国以上で翻訳出版され、シリーズ累計1000万部を超える世界的大ベストセラーに。「KONDO」という言葉がアメリカでは「片づける」という意味として使われるようになるなど、社会現象となる。2015年、米『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、活躍の場を海外に広げている。2019年よりNetflixにてスタートした冠番組『KonMari—人生がときめく片づけの魔法—』が190カ国で放映されている。 現在は、こんまりメソッドを使った片づけレッスンを提供する「こんまり流片づけコンサルタント」を育成し、日本を含め世界30カ国以上で活躍中。また、片づけを終わらせてときめく毎日を送ることを目的にしたオンラインサロン『人生がときめく片づけの魔法研究室』を主宰している。
(Amazon著者紹介より引用)
捨てる基準を
「ときめきを感じないモノ」は捨てる。「ときめきを感じるモノ」は残す。
と、したこのメソッドは、極めてシンプルで分かりやすく、かなり新鮮に私には映りました。
しかし、捨てるということは、案外と頭と体力を使うもので、
なかなか徹底的に捨てることをできることができませんでした。
満足感と、幸福感と、自信と。
シンプルで理にかなった概念
捨てる基準を
「ときめきを感じないモノ」は捨てる。「ときめきを感じるモノ」は残す。
を再び取り入れようと、
今年の初秋から、ときめきを感じないモノは徹底的に捨て、開いた空間にときめきを感じるモノを取り入れていきました。
時間もお金も使いました。
そのことで「私は、こうなりたかったんだ。」という満足感と、幸福感と、そこから得られる自信を得ました。
ゴミが転がっていても平気なぐらい荒んだココロと、すっかり動きが鈍くなったカラダは、
ときめきを求めて勝手にしゃんしゃんと動きだしました。
もし、この文章を読んで、「私疲れてるし、そんなことする元気ない」と思ってる貴方。
私だって同じでした。
いえ、もっとひどかったかもしれない。先送り、見て見ぬふり、を重ねて重ねて、自分で自分を拘束してきました。
部屋つくりは少し大げさかもしれませんが、
「自分はどう生きていきたいのか。」を自分自身で体感するのに、これ以上もないほどに効果的です。
そして、体感した後には、もっと、時間も空間も他人も自分も大事にできる自分が待っています。
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